ナディアはすごく嫌われるキャラらしいと言う事で、頭から好意的に観ようと思いつつ、無人島編であきれかえった後、監督がまずこのキャラを好きでないのに、好意的に観る事は出来ないなーという感じで辛かったです。最後2話くらいはまともでしたが。
というかね、ナディアは不思議な力を持っている。という設定でいいんなら、動物の声が聞こえる事をなんでナディアの誇大妄想にしたのか…。
ガーゴイルの非人道的な超科学に対するカウンターとしての、ナディアの自然主義がまるで生かされなくて、一貫して科学不信のただの我が侭として写るのは不格好すぎやしないか。と思いました。
また、監督は大人組が描きたかったんだなーと分るような、戦艦の中にいるとジャンやナディアの子供組が無力で、そしてそれは最後までそうだったんで、子供が主人公ならもっと見せ場をあげなよと…。戦艦のイレギュラーな戦力として活躍するのが、毎回グランディス一味っていう。
だからこそ、大人組やガーゴイルが際立って格好良く見えて、エヴァの大人描写が不満な人間からしてみれば安心して楽しく観れました。
まぁでも、大人と子供の描き方のバランスがすごく悪くて、フィクションラインがガタガタなのは辛かった。
大人組が戦艦同士で戦争やって死者まで出しているから、そういうリアリティなんだなーと思ってると、子供だけしかいない無人島編とかになると高い所から落ちて人型の穴が空くといったカートゥーン風になったりして、どういう基準で観れば良いのかわっかんねぇよ。っていう。
あとグランディス一味もカートゥーンキャラだったか…。素手で鉄をねじ曲げたりして、牢獄から脱獄したりして、それ有りなのか…っていう。
そういや、ジャンにとってナディアが取りつく島の無いキャラクターになってる性で、エヴァがマザコンでホモといった、自分と同質のものしか受け入れられない話しになったんだなーとか思ったり。あ、エヴァの劇場版は観てません。
うーんうーん、不満点を多く書いちゃったけど、1本の物語り内で謎を説明し切ってくれたのは良かったです。
エヴァみたいな、物語り外部で説明は補完してくれ。と突き放すんじゃなくて。
色々ごちゃごちゃ言いましたが、楽しかったです。
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