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リーベンによる漫画とか映画とか小説の感想や創作。日々のつれづれ。
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ピクファンの孤児院シリーズを全部読んでる前提で。

一回世に出してしまったものは、もはや自分だけの作品ではない。という言葉がある通り、作者が「こう読み取って欲しい」と押し付けるのはおこがましいもので、読んで後悔しない方だけどうぞ。

孤児院シリーズ完結いたしました。読んでくださった方本当にありがとうございます。
ここでは、ちょっと物語りの書き方というか作り方を解説しようかなと。


戦後の子供たちを救ってやりたいというのがまずの動機でした。
きっかけとしては、『ぼくたちの責任の取り方』で、戦場に出ていなくても責任を取らされる子供(皇帝)を描いた辺りから、戦後ものをちょっと描きたいなぁと。いつもはギャグ漫画とかばっかりなんですが、「読ませる」「物語り」をがっつり描きたいというのもまた理由ですが。


「不幸な世の中と言うのは簡単だけれど、そこに産まれたかぎり生きつづけなきゃいけない。そこで、面倒な事をちょっと置いておいて、全部肯定してやろう」というテーマの元に物語りを進める事にしました。(実は前にも似たようなテーマで漫画を描いた事があるんだけど…)


でまぁ、ファンタジー(作り話)といえど、戦争したんだから綺麗事ばかりじゃ終われないよね?と思って、やりたいモチーフをぽこぽこ思い付いつき、あんまりシリーズが長過ぎると描く人間のテンションの維持も問題になるので、全五話で決定。


ピクシブの性質を考え、新着記事を一覧して、たまたま読んだ回が凄く中途半端に始まって終わったら、読み辛いなぁと思ったので、必ず一話完結にする事を約束事にし、1話ごと読み切られる事を想定するならばと、名前を省きました。
ほら、名前を覚えるのって、結構大変じゃないですか。誰の事を言っているのか分らなくて読み返す手間を考えれば、名無しで強烈なビジュアルで見分ければ良いかなと。


それでも、名前のあるキャラはいて、何でかって言うと、己の立場がしっかりしている人には名前がある。本当は院長と妹にも名前を出すシーンがあったんですけど、なんか出さずじまいに終わってしまったので、ちょっと演出しそこなったんですが。



以下各話解説。

第一話。
はじまりの物語りということで、以下続く話しが重たいので、ちょっとコメディに。読み切りで、一気に覚えられるのは三人まで。という事で、大人組しか登場しません。


第二話。
子供三人が一気に出て来ます。でも妹はサブキャラだし、ネコは喋んないのでまだ読みやすいとは思います…。冒頭で舞台設定を説明しているので、ここから読んでも大丈夫。
初期アイデアではウィンドラント人はキルルミ(着ぐるみ)を着て、直に外部と接触することを拒んでる子供。という設定だったんですが、その後はなしがどんどこ重たくなるので、ただのネコにしました。


第三話。
文章表現が多くて失敗したなぁとは思っていたんですが、まぁ大丈夫だったのかな?最後は子供の問いかけ(「今まで戦争したのに、なんで人を傷つけてはいけ無いの?」)で終わる予定だったんですが、先生に叱ってもらいました。なにげに2〜5話で先生の対応が喜怒哀楽になってます。


第四話。
戦争していた時に、確固たる信念で闘っていたのは嘘じゃない。というのを三話でちょろっと描いたんですが、(そうでないと人様のキャラとか軍人キャラがいたたまれない)でも実際人殺したわけでしょ?という外部突っ込みを入れたかった回。

ギガンダルは闘わなければ生き残れない。
アカツハラは軍国主義で、しかも戦争のごたごたで反政府組織が暗躍して内戦が起こっている。
となると、わりかし平和なウィンドラント。(まあ、私が追えてないだけかもしれませんが)だもんで、きっと闘わないという選択肢が有ったんじゃないかという所で、吟遊詩人の骨格が出来上がりました。
彼から見れば、人を殺しておいて何いってんの?という事になりますが、それも世界の多角性という事で、悪いキャラとしては描いていません。(風の民を否定するつもりも全く有りません)


第五話。
思っていた以上に爽やかになりましたが(笑)初期の予定通り描けてよかったです。
途中キャラクターが好き勝手動いて、どうなるかと思ったけれど…



テーマがテーマだったので、嫌いな人も居るだろうと、わざとモノクロで閲覧よけをしていたんですが、反響があって本当に良かった…。
えぐい話しを、どう嫌味ったらしくなく描くかというのが難関でしたが、書けて良かったです。
「えらいモノを読んでしまった」という感触を持ってもらえれば、こっちの勝ち。(笑)

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