坂田靖子の「珍犬デュカスのミステリー」買いました。
坂田さんの漫画好きなんですが……………まさか真面目に仕事してるとは!
と、いいますのは、この作家さんはファンタジー作品が得意で、現代ものでも学生や定職を持たない人が、おばけと交流したり妖怪に恩返しされたり変な世界に行ってしまったり、というものが多いんですよ。
若干人と外れた、もしくは感覚が敏感な人ほど、変な物と交流出来るというスタンスだとおもうんですが。
あ、あと、外国設定が多いかな。
そこでも絵描きだったり王さまだったりという。
んで、今回現代日本の建築会社の話しなんですよ。やっぱりファンタジー要素はあるんですが。
それでも、お務めの姿が書かれるのって珍しい。まぁ、坂田さんの漫画を全部把握してる訳じゃ、「まったくもってない」んですが。
この、のんびりとした作品で一番惚れたのが、ある話しの最後に地球環境に奉仕するには人間がいなくなったほうがいいという話しが出て、主人公がデュカス(デュカスの飼い主は龍一。主人公とは別)というしゃべる犬に、
「デュカスは人間がいなくなった方が幸せな感じ?」
と聞くと
「冗談だろ。龍一のいない地球なんて、何の値打ちもないさ。人間が滅びる気なら心中してやるよ」
て。どんだけカッコいいんだ、てめぇは。
ダニールも見習って欲しいですね。
「冗談でしょう。パートナー・イライジャのいない地球なんて、何の値打ちもない。人間が滅びる気なら心中してあげます」
くらいのロボット気出して欲しい。
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