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リーベン
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リーベンによる漫画とか映画とか小説の感想や創作。日々のつれづれ。
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万象公式!!!!!!!!
弥勒さまがお持ち帰りしたいほど可愛いのはなんなんですか!右上全部欲しい。
つーかあれで、ねんどろいどつくれ!

それと、今回の万象はとんだ電王ですね。わかります。
そうきたか、そうきたのか。
どうりで、四天王全部げっちゅーしたわけだ。

つーか、これは、あなたと合体したい。と、とってもいいんですか。
とんだエロスですね。自分でも何言ってるかわからない。

うわー。なんか、そうか…
しかし、本来の姿に戻らなくても能力使えるようになったら、メリルの存在価値がなくなるだろうけど、それってどうなの?

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なぜか思い立ってmonsterその後パロ。
双子引き取られた設定で、ヨハンさん視点。







「そこに歌などなく」


教会ではなく、境界ではないかと思った。あまりにも静か過ぎたから。


新しい町で見つけた、重い石造りのカトリック教会は、薄暗く小さかった。
天井の粗雑なステンドグラスから、うすぼけた光がもれる。
縦二列に几帳面に並んだ、年代を感じさせる黒ずんだ木製の長椅子。見渡して、列の後ろから2番目に、適当に腰掛けた。
ひやりとした空気が、ここは厳粛な空間だと誇示している気がした。
信仰心が厚い人間だと周囲にアピールする時は、日曜日など熱心に通っていたものだが、ここしばらくは縁がなかった。
もともと、キリスト教会など里親に義務的に行かされていただけであったし、それがカトリックだろうとプロテスタントだろうと、たいした信仰心は持ち合わせていない。
神などいない。居るのは、怪物だけだ。

買い物でもしようと思って家を出て来たのだが、そもそも自分の事で何かが欲しいと思った事は無いし、日用雑貨で不足しているものは特になかった筈だ。
そんな訳で、彼は今ほぼ手ぶらに近い。空いた手で、祈りのポーズをするのには絶好だと思う。しかし、なにを祈れば良い?
最前列では、さっきから年老いた丸まった背中が見える。何を祈っているんだろうか。なんとなく、興味が湧いた。

自分の今の保護者は、彼がぶらぶらと出歩くのを良しとしない。
彼がなにかトラブルを起こすと考えているからではない。むしろ、そう思っているのは双子の妹の方で、あの保護者はどうやら、彼が外から泣いて帰るのではないかと思っている節がある。
なんてことだろう。あれから十何年もたった。彼は、最初に出会った頃の、幼い彼ではない。もう、良い歳なのに。
過保護なのだ。きっと。

何を祈ったらいいんだろう。
暗い闇のような絶望を旅し、
悪い事をいっぱいしてきた。
人の気持ちを踏みにじった。
人の人生を踏みにじった。
人の命を沢山奪ってきた。
謝罪をするには遅過ぎて、
それでも、自殺するのも止められた。

「許します」

だから、僕は―———


教会の最前列で祈っていた老婆は腰を上げ、帰路につこうと後ろを振り返った。すると、いつの間にか、後方に若い男が身動きもせず座っていた。金色の髪に明かりが当たり、ぼうと光輪が浮かんでいるようだ。
教会は町の喧噪を飲み込み、あまりにも静か過ぎて、浮世離れをしている。
能面の天使はどこか、泣いているように見えた。


2008/09/07

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神羅万象オンリーに出る事に決定いたしました。B-08です。
変な漫画担当。

売り上げ貢献の為に本の紹介をしろ、と言われたので、ついでにブログもどっかのサーチに登録しようかと思ったらヨロズすぎて登録しづらい事この上ないですね。

しかも一個前の記事は、HPだし。神羅目当てできたら、いきなりスネイプという酷い仕打ちですね。

神羅は聖龍兄弟が好きです。兄馬鹿、弟馬鹿。
しかしマイ設定すぎて、あいたたこの上ないですね。蒼兄さんはもっと一般的かと思ったら、実はそうでもなかった。

うーん、ぐだぐだ。まぁアルネブよろしくね!ってことで。

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4時間程度の突発的突貫工事。
そもそも設定なんか知ったこっちゃねぇ、上にキャラ崩壊でも良い人はお進みください。
幸せにしたのに、微妙に切ない。

冒頭いきなり死にネタです。





 

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「見開かれた緑色の眼が、僕を捕らえる」


見開かれた緑色の眼が、自分を捕らえる。
やっとだ。やっと君は僕を見てくれたね。
待っていたんだ。君に出会ってから。君と別れてから。
永遠に君と僕を隔てからも。ずっと…
僕を見て
僕を見て
僕を見て
すっと頭から血の気が引くのが分かった。寒い。ああ、白い。
どうしよう。目の前が真っ白だ。君が見えない。

だくだくと血を流し、セルブズ・スネイプは冷たい板張りの床の上で、この世を去った。



白い。目の前が真っ白だ。
だが、それが彼岸であるとは考えなかった。人間は、肉体と精神と魂に分けられると中性の錬金術師は言っていたが、スネイプはあの世なんて言うものを信じていない。
死んだ物が全てあの世にいくならば、死後の世界はどれだけの集客数を誇れば良いのだ。
第一、死んだ物の定義が曖昧だ。
犬猫畜生だって生き物だ。感情もその行動に見て取れる。そうして考えるならば、鳥や魚や昆虫や微生物はどうなる?魂が有る無しはどこで線引きをするのか?
とそこまで考えて、そもそもあの世というものが人間の為の信仰でしかない事を虚ろに思い出した。
自分は無信心だ。祈った所で、すがった所で救済される事は無いと幼少の体験が物語っていた。
(………くだらないことを)
そして、つらつらと考えを巡らせていたおかげで、状況を確認するだけの気力が出て来た。
視界が白かったのは何でも無い。カーテンを引きそびれた窓から、東から昇った太陽をまともに浴びて、眼がくらんだだけだ。そして、自分はベットの上に仰向けに横たわっていた。
けして狭くはないのに、本棚やフラスコが入った棚が所狭しと並んでいる為、狭く見える寝室。灰色の壁紙についた、シミなどに目を這わせ、ここがまぎれもなく自分の家だと言う事を確認した。
頭をもたげると、気持ちは酷く重いのに、体は嘘のように軽い。
例のあの人との戦いから幾日立ったんだろうか?
(誰かが、我が輩を家まで運んで面倒を見てくれたのか?)
そのような人脈など、スネイプにはなかったはずだ。スパイとして生きる事を選択した時に、しがらみは全て捨てたはずである。
しかし、致命傷となった筈の蛇にかまれた傷跡もまるでない。それこそ、今までの出来事は、たちの悪い夢だったとでも言うように。

と、いきなり木製のドアが無遠慮に開いた。ぎくりとして身構えると、ぼんやりとした声が聞こえて来た。
「あれ?起こしに来たんだけど、もう起きてたの?ママが下で待ってるよ」
立っていたのは、くせのある黒髪に緑色の眼をした少年だった。
「ポッター!」
スネイプは苦虫をまとめて5、60匹は噛み潰したような顔をした。
やつにこんな気の抜けた姿を見せる事になるとは…。
しかしハリーはそんなスネイプの葛藤にはおかまいなしに、とぼけたように首を傾げた。
スネイプは少しでも侮られないようにとベットを下り、すっと立ち上がった。上からじとりとした眼で、ハリーをねめつける。
「ここは我が輩の家だぞ、ポッター」
「え…うん」
「だったら、出て行ったらどうだ」
有無を言わさぬ態度に気圧されて、ハリーはおろおろとうろたえた。
その時、ようやくスネイプは違和感に気がついた。ポッターは今年17歳の成人になったはずだ。しかし目の前の少年はどう見積もっても12歳の子供にしか見えない。
ハリーは、「ぼく…ポッターなんて名前じゃないよ…。それに、行くたって僕の家もここだし…」と、ぼそぼそ言うと、理不尽に怒られた時の子供のような目をした。
恨みがましい目を向けつつも、その根底に流れる情を感じ取ってスネイプはうろたえた。少なくとも、「冷酷な教師」「裏切り者」「殺人者」として接してきたハリーから投げかけられる筈の無いものだったからだ。
「もういいよパパ。寝ぼけてるんなら、昼まで寝てたら?ママにはそう言っておくから」
まったく、会話が通じない。
以前からポッターと意思疎通が出来ていたとは思わないが、ここまで理解不能な事を言われたのは初めてだ。
罠か?幻覚を見せる呪文かなにかか?
しかし、こんな幻覚を見せて利益を得ようとする人間がいるとは思えない。
その時、開け放した扉の奥から、赤茶色の髪がふわりと踊った。
「もう、ハリーったら。ちゃんとパパを起こしに行ってくれたの?」
柔らかく甘い声。遠くから、いつも見つめていた人。
「りりり…リリー!なんで、こんな所に、それよりも」
生きていたのか!
思わず叫びそうな気持ちを押さえつけた。そんなことはあり得ない。
「パパは寝ぼけてるんだよ」
とハリーは口を尖らせた。
「確かにそうみたいね」
リリーは、年甲斐も無く顔を赤らめたスネイプに呆れた顔を向けた。
まともに目線が遭ってしまい、あわててスネイプは目をそらせる。彼女のまっすぐな緑色の眼が見られない。
「君には…本当にすまないと思っている。あの日から、僕はずっと後悔して来た。…しかし、これは一体どういったことだ?」
リリーは聞こえるほど大きく息を吐いたかと思うと、今度は茶目っ気たっぷりに、
「何を謝ってるんだか知らないけど、自分の子供と妻を忘れたって言うの?筆記試験の成績は良かったのにね」
妻と子供…?
その言葉がスネイプの心臓に染み渡るまで、しばらくの時間が必要だった。
「息子に妻だと?」
とっさに、スネイプはハリーを指差してリリーに言った。
「こいつは、ジェームズの子ではないのか?」
するとリリーは心底嫌な物を見るように目を細めた。
「子供の前で変な事言わないでくれる?それとも私を怒らせたいのかしら」
黒髪、緑目、癖っけ、それは確かにジェームズの…。いや、果たしてそうか?
自分だって黒で癖のある髪をしている。それに繊細で利発そうな顔立ちは、愚かなジェームズのそれとは違う筈だ。
とそこで、額にある筈の稲妻形の傷が無い事に気がついた。
「なんならアルバムでも見せましょうか?」
あなたが朝食をさっさと食べて、食器を全部洗ったらね。
そう言うと、リリーは軽い足音を立てて階段を降りて行った。

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